豊田通商のサステナビリティ

サステナビリティについての考え方

豊田通商グループは「人?社會?地球との共存共栄を図り、豊かな社會づくりに貢獻する価値創造企業を目指す」という企業理念を、「恒久的に変化しない、世代を超えて継承すべき最高概念」と位置付け、地球環境に配慮したビジネスの展開、社會に貢獻する人づくりを通して、企業価値を高めてきました。

現在、私たちが住む世界は気候変動に伴う異常気象、森林破壊、資源枯渇、人権問題などさまざまな問題に直面しており、企業活動を行う上で環境や社會は「配慮」するだけではなく、ビジネスを進めるにあたっての「前提條件」、ビジネスの対象そのものになってきています。こうした中、豊田通商では、従來「CSR活動」として行ってきた活動を発展させ、ESG(環境?社會?ガバナンス)の3つの観點から、長期的な視野を持って持続可能な社會の実現に向けた取り組みを強化しています。

豊田通商にとってのサステナビリティは、「経営そのもの」であり、グループの存在意義とあるべき姿を示し、経営に取り組む意志を明らかにした「企業理念」を実現する中で、環境や社會を前提條件としながら経済的価値を創出し、豊田通商グループが社會と共に持続的に成長し続けることと定義しています。

豊田通商ではこのサステナビリティ経営の中で、優先的に取り組んでいくものとして、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定しています。この「6つのマテリアリテ?!工蛑行膜?、さまざまな社會課題に取り組み、當社「Global Vision」で「ありたい姿」として掲げた「Be the Right ONE(“代替不可能?唯一無二”の存在)」になることで企業理念の実現を目指します。

6つのCSRマテリアリティ

グローバル行動倫理規範(COCE)

豊田通商は、企業理念を支える行動指針の內容をより具體化したものとして、グローバル行動倫理規範(Global Code of Conduct & Ethics/COCE)を策定し、2016年7月1日に公表しました。世界中の豊田通商グループの役員?社員一人ひとりが世界共通の行動倫理規範であるCOCEをしっかりと理解し実踐していくことで、企業理念およびGlobal Visionの実現を目指しています。

グローバル行動倫理規範<10ヶ條>
1.私たちは、安全衛生活動に全力を傾け、安全で健康的な職場環境をつくります。

    全役職員の安全と健康は、當社グループの企業活動の基盤です。

    従って、

  • 私たちは、お互いの、また、當社グループの企業活動において影響を受ける全ての方々の安全と健康を守るために適切な措置を講じます。
  • 私たちは、安全衛生にかかわる全ての法令及び內部基準を遵守します。
  • 私たちは、安全衛生に関する教育訓練その他活動に積極的に參加します。
  • 私たちは、當社グループの安全衛生マネジメントシステムを活用し、発展させます。
2.私たちは、反汚職、獨占禁止及び國際取引に係る法令を含む全ての適用法令を遵守します。

法令遵守は、當社グループの全ての企業活動にとって絶対に譲れない基本です。たった一つの違反でも、當社グループの社會的信用を大きく失墜させ、傷つけ、企業価値を大きく毀損するおそれがあります。

従って、

  • 私たちは、適用される全ての法令(國際的取り決めを含む)を理解し、如何なるときにも厳守します。
  • 私たちは、法令の解釈について疑義がある場合には、必ず法務部又は外部弁護士の助言を求めます。
  • 私たちは、いかなる違反行為についても、適切なチャネルを通じて、必ず報告します。

特に、反汚職、獨占禁止及び國際取引に係る法令については、たった一度の違反であっても、會社と個人雙方に、多大な課徴金、刑事罰、回復し難い信用棄損等の重大な損害を生じさせるおそれがあります。

従って、

  • 私たちは、反汚職、獨占禁止及び國際取引に係る法令について十分に精通し、如何なるときにも厳守します。
  • 私たちは、法令や倫理に反する目的のために、接待、贈答、その他利益の供與を申し出たり、提供したり、受け取ったりしません。
  • 私たちは、市場において公正に競爭し、獨占禁止法に違反しうるいかなる行為も行いません。
  • 私たちは、同業他社と會う場合には、特別の注意を払います。特に、市場シェア、販売戦略、価格、価格戦略等のセンシティブ情報について話し合いをしません。
  • 私たちは、特定の物品、目的地又は人や組織との取引が禁止又は制限されうることを認識し、全ての國際取引が適用法令に則り、適切に行われるように細心の注意を払います。
3.私たちは、正確な財務情報を開示します。

上場企業グループとして、財務情報の正確性は、私たちにとっても、ステークホルダーにとっても、極めて重要です。

従って、

  • 私たちは、公表又は提出する數字の正確性に細心の注意を払います。
  • 私たちは、適用される會計原則に準拠します。
  • 私たちは、正確な財務情報を誤解が生じない形式で適時に開示します。
  • 私たちは、全ての取引に関して、正確で、信頼に足る、検証可能な記録を殘します。
4.私たちは、全ての社內規程遵守に責任を負います。
  • 私たちは、全ての社內規程を理解し、遵守します。
  • 私たちは、社內規程の違反について、徹底した説明責任を負い、違反があった場合には懲戒処分となりうることを理解します。
5.私たちは、誠実、正直、公明正大、公正透明に企業活動を行い、全てのステークホルダーとの信頼関係を維持、発展させます。

良き企業市民として、私たちは、法令や規則だけを守っておけば良いのではなく、より広く、誠実、正直、公明正大、公正透明に企業活動を行う責任があります。この責任を果たすことにより、私たちは、ステークホルダーとの信頼関係が醸成され、企業活動の基盤が形成されると信じています。

従って、

  • 私たちは、自らの利益のみを追求するのではなく、多様なステークホルダーの利益も考慮に入れることで、それら ステークホルダーからの信頼獲得に努めます。
  • 私たちは、地域社會及び國際社會からの倫理的な評価に耐えうる企業活動のみを行います。
  • 私たちは、自己及び他者に関する機密情報?個人情報、知的財産権、商業機密等を尊重し適切に管理します。
  • 私たちは、違法行為又は組織的犯罪に従事し又は関係するいかなる人(法人、団體含む)とも取引しません。
  • 私たちは、虛偽又は誤解を生じせしめる、又は他人の名譽?信用等を損なうような発言その他言動をしません。誤りがあれば、直ちに訂正します。
  • 私たちは、自己の利益が會社に対して負う責任と相反する場合には、その事実を會社に開示するとともに、會社の利益に優先して自己の利益を追求しません。
  • 私たちは、會社の目的以外のために會社の財産を使用しません。
  • 私たちは、インサイダー取引に一切関與しません。
6.私たちは、持続可能な社會の発展に貢獻します。

私たちは、人、社會、地球と調和し、ともに発展することが、當社グループの 持続可能な成長の鍵であると深く信じています。

従って、

  • 私たちは、世界各地の地域ビジネス、コミュニティ、政府當局等と協働することで、地域及びグローバルなニーズを常に把握し、産業?経済社會の持続 可能な発展の基盤づくりに貢獻します。
  • 私たちは、世界中で、社會貢獻活動(特に教育、社會福祉、環境)を積極的に展開します。
7.私たちは、環境に配慮した企業活動を追求、促進します。

當社グループの企業活動を環境と調和させることは、當社グループの基本理念に深く根付いています。

従って、

  • 私たちは、関係する環境法令?基準(國際基準も含む)を厳守します。
  • 私たちは、環境に優しい技術、サービス、製品及びビジネスモデルを開発促進します。
  • 私たちは、企業活動において、廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化に努めます。
  • 私たちは、企業活動を行うにあたり、適切に環境に配慮します。
  • 私たちは、環境マネジメントシステムを通じて、企業活動の環境に與える影響を注意深くモニターして評価します。
8.私たちは、創造と弛まぬ改善により付加価値を提供します。

絶え間なく変化する社會に貢獻し、持続可能な成長を続けてゆくためには、新たなアイデアや付加価値を社會に提供するとともに、企業活動を改善し続けることが不可欠です。

従って、

  • 私たちは、グローバルなネットワークやバリューチェーンを通じて、様々なアイデア、技術、技能、専門性等を共有し、繋げていきます。
  • 私たちは、PDCAと改善活動の徹底を通じて、絶え間なくビジネスモデルやプロセスを改善してゆきます。
  • 私たちは、創造性や改善を新しい分野やバリューチェーンの隅々にまで積極的に拡大させてゆきます。
9.私たちは、人権を尊重します。

人間を尊重することは、當社グループの基本理念に深く根付いています。私たちは、いかなる人権侵害も一切許容しません。

特に、

  • 私たちは、個人の尊厳に反する事業には一切関與しません。
  • 私たちは、人種、肌の色、性別、信仰、國籍に基づく差別をしません。
  • 私たちは、児童労働、人身売買、その他あらゆる種類の強制的な労働に関與しません。
  • 私たちは、いかなる形態のハラスメントも一切許容しません。
  • 私たちは、人権侵害に従事し、又は関係する人(法人?団體含む)と一切取引?関與しません。
10.私たちは、社內及び社會における多様性を尊重して受け入れ、 違いを活かすD&Iに積極的に取り組みます。

私たちは、多様性を尊重し、違いを活かすことが、創造と成長の源泉であると信じています。多様性が確保され、異なる視點を活用することができる からこそ、益々加速する経営環境の変化と世界中の顧客のニーズに対応すること ができます。

従って、

  • 私たちは、人種、國籍、性別、年齢が異なる人々が活き活きと協働する多様性の確保された職場環境を促進します。
  • 私たちは、人種、國籍、性別にかかわらず、全ての役職員に平等な機會が與えられることを促進します。
  • 私たちは、全ての役職員間、及び組織內のあらゆる階層におけるオープンなコミュニケーションを促進します。
  • 私たちは、経営統合(PMI)の経験やノウハウを活かし、優位性を構築します。

サステナビリティ推進體制

豊田通商では、サステナビリティは経営戦略そのものという考えの下、CSR活動を経営企畫部主導で推進してきましたが、「サステナビリティについての考え方」をさらに強力に推進するため、2019年4月に経営企畫部の中に新たに「サステナビリティ推進室」を設立しました。

また、従來開催していた「CSR推進委員會」を発展させ「サステナビリティ推進委員會」に再編し、サステナビリティ戦略を議論して決定、推進する場としています。サステナビリティ推進委員會で議論した內容やその他気候変動などへの対応については、適宜取締役會に報告し、実行していきます。

サステナビリティ推進體制